1989年に告示された学習指導要領以降の4期の学習指導要領を経験した中学校の教員は、前回や現行の学習指導要領下の標準授業時数を、子どもの生活に合っていないと捉える傾向にあることが、東京学芸大学の大森直樹教授の調査で明らかとなりました。大森教授は次の学習指導要領では標準授業時数や学習内容を削減し、週に6時間授業を2日だけにすることや、授業時間を現行の50分から45分に短縮することを提案しています。(参照記事:現行指導要領は子どもに合ってない 中学校でも、教員に調査)
また、次期学習指導要領に関する教育新聞のインタビューに対し、全日本中学校長会の青海正会長(東京都大田区立志茂田中学校校長)も「個人的な考えだが、授業時間の短縮は学校の実態に合わせて柔軟にできるといい。中学校の授業時間はおおむね50分だが、45分、40分にできないか」と話しています。(参照記事:「授業時間を45分、40分にできないか」 全日中・青海会長)
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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