児童生徒の自殺が起きたときの対応を巡っては、全件について学校主体で事実関係を整理する「基本調査」を行い、学校生活に関係する要素が疑われる場合や遺族の要望がある場合は、外部専門家を加えた「詳細調査」に移行することが定められています。12月18日に開かれた文部科学省の有識者会議では、自殺の要因が多様化、複雑化する中、学校生活に関係する要素(いじめ、体罰など)や遺族の要望がある場合は実施するものの、家庭要因や本人健康要因など学校要因以外である場合、「詳細調査」の対象から外すことを含めて見直し・整理すべきではないかとの論点が示されました。
これに対して、委員からは「学校に来ていなくても、生きづらさを抱える子に教育の機会を提供する方法はなかったかを皆で考える意味もあり、詳細対象は幅広にとった方がよく、子どものためにそれぞれ何ができるかの議論に結び付きやすいのではないか」などの異論が出されました。(参照記事:児童生徒の自殺の背景調査 「学校要因以外」の扱い論点に)
あなたは、児童生徒の自殺の「詳細調査」で、学校要因以外は対象から外すべきだと思いますか?
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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