ぼくたちの緑の星

ぼくたちの緑の星
【協賛企画】
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「戦争と環境問題はひとつにつながったものであることを子どもたちに届けたい」という著者の思いが詰まったSF小説。主人公の少年の学校では、名前でなく番号で呼ばれ、友達と仲良く遊ぶことができない。質問すること、大好きな歌を歌うこと、絵を描くこと、本を読むことも全て奪われていく。「ゼンタイ・モクヒョウ」を達成するために「シドウイン」からひたすら「ジュウゾク」が強制される世界で、人々は考えることをやめてしまう。そんな中、1枚の地図を拾ったのをきっかけに「ゼンタイ・モクヒョウ」って何、なぜ読みたい本が読めないのか、と疑問が膨らんでいく少年。その先には……。結末を知りたいとの思いをかき立てられながら、大切なものを守り続けるためには戦争は絶対に駄目という強いメッセージが伝わる一冊である。

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