小学生の日常や学校生活をパロディーにした、ジョーク満載の絵本漫画「よい子への道」シリーズの続編として刊行された小学校低学年向けの一冊。「あいさつのこつ」や「ちこくのげんいん」など、学校生活を送る上で押さえておきたいポイントが並ぶ。一見、実用的な内容なのかと思いきや、ユーモアたっぷりのイラストに脱力させられ、つい頬が緩んでしまう。ただ面白いだけではなく、記入可能の付録が付いており、「ちこくをふせぐには」「それでもそれでもわすれものをしたら」といった、学校生活で起こりがちな問題に自ら考え、最適解を出させるトレーニングも可能だ。作者は2017年に亡くなっているが、残された物語の一つである本作には「学校が楽しい場所であってほしい」という思いが込められており、本書でも十二分に引き継がれている。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください