日本は“災害大国”と呼ばれており、非常事態にいつ襲われるか分からない。そのため、子供であっても防災の知識を学んでおく必要がある。本書では、カラフルかつコミカルなイラストとともに、防災の知識をクイズ形式で教えてくれる。まず、在宅時や外出時などさまざまなシチュエーションに分け、地震が起きた際の行動を具体的に解説。さらに、「ひなんじょでしてもいいあそびはどれかな?」といった避難所での過ごし方も触れており、学校の防災訓練では学べない実践的な最適解が記されている。地震だけにとどまらず、火事や台風などのあらゆる災害まで網羅。非常に内容の守備範囲が広く、大人であっても知らない情報は少なくない。親子で一緒に読み進めると有事が起きた際、パニックにならずに適切な行動が取れるだろう。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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