ものを使ってそれを捨て続けると、限られた地球の資源はいつかなくなってしまう。リサイクルの重要性をはじめ、「ごみ」の問題は何度も見聞きしてきた人が多いはずである。本書は、「ごみはゼロにできる」をテーマに、子供たちにごみを正しく知ってもらい、ごみに関わる多くの問題を考えてもらおうとまとめられたシリーズの第1巻。写真や図解を用いて家庭から出る「ごみ」の種類や材質、分別する理由、処理の方法までを丁寧に解説している。家庭の「ごみゼロ」を実現するために毎日の生活で何ができるか?例えば、350ミリリットルのジュース缶1本をリサイクルするために必要な電力は、「テレビを20時間つける電力に相当する」と紹介されている。リサイクルを考えるだけでなく、「マイ水筒」の徹底など〝使うこと〟自体を減らす必要性を改めて感じる。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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