説明が難しい〝赤ちゃんのふしぎ〟を、分かりやすい表現、言葉を使用しながら解明する図鑑。かわいらしい表紙をしているが、生殖器や排せつ物などをイラストや写真を用いながら、赤ちゃんに関するリアルを容赦なく突き付ける。生命が宿る過程、出産直後の様子、そして1歳になるまでの期間など、各段階に見られる赤ちゃんの様子を科学的な観点から示しており、何となく答えが分からなかった疑問も次々解説していく。中でも、「なぜいつもバンザイしてねむるの?」という質問に対し、「両手をひろげてねむると呼吸がしやすく酸素をとりいれやすい」と回答が寄せられており、図鑑にふさわしい詳細な情報が記されている。子供向けではあるものの、出産を控えているカップルはもちろん、育児を終えた人が目を通しても学びを得られそうだ。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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