妻を亡くし、2人の子供を抱えるシャリーフの家に、農作業のために買われたロボットのロズ。
持ち前のコンピューター頭脳ですぐに仕事を覚え、時には機械の整備士に、時には野菜栽培士などいろいろな業務を担って信頼を獲得していく。
従順に働くロズであったが、前作『野生のロボット』に登場したガンの子供・キラリに会いに行くことを計画しているのだった。
ただ、農業の情報しか考えられない設計のため、シャリーフに見つからずに脱走することは容易ではない。果たしてキラリに再会できるのか――。
子供たちとロズの交流はかわいらしくもあり、切なくもあり、ロズの心情が巧みに描かれている。AI時代の到来に備えて、〝機械の感情〟を考えるきっかけを与えてくれる。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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