ある日、謎の物体が空から落ちてきた。全く動かず音一つ立てない。だが、近くを通り掛かった4匹の動物はその正体が気になって仕方ない。「さみしそうだから一緒にいてあげよう」と、偶然出会った4匹が結束してお世話を始める。
動かない、音も立てない謎の物体の話はたちまち有名に。遠くから見物人が押し寄せるようになると、いろいろな意見が出てきた。好意的な人、気持ち悪がる人もいて、ついに「さっさとたたき出せ」という意見が出た。すると謎の物体は、落っこちてきた事実などなかったかのように姿を消した。
4匹はさみしがるが、謎の物体のおかげで今ではすっかり仲の良い友達となっていることに気付く。
リテラシーや他者とのつながりについて考えるきっかけとなる絵本である。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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