Dr.ナダレンジャーに変身し、おもちゃのようなミニチュアで自然災害を楽しく再現する実験教室を行っている著者。本書では地震、液状化、雪崩がなぜ起きるか模擬実験しながら科学的に解説する。地震の共振現象実験「ゆらゆら」、地盤液状化実験「エッキー」、雪崩実験「ナダレンジャー」の3つの実験を中心に、幼稚園児から小学生はもちろん、高校生や大学生まで、さまざまな年代に向けたサイエンスショーを紹介。子供が自分で実験装置を作り、自由研究に活用できるよう工夫されている。
著者は、実験は楽しいけれど、大きくなると怖い災害になることを忘れてはいけないと伝える。科学への興味を喚起しつつ、いつどこで起こるか分からない自然災害に私たちがどう備え、どう行動するべきか考えるきっかけを与えてくれる。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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