SDGsが日常生活に浸透して久しいが、どうしても環境問題ばかりがイメージされやすい。本書では、「自分をたいせつに」「みんなのコミュニティ」「わたしたち人類」「環境を守る」の4つの章で、環境問題から権利や差別といった人権問題も扱う。さらには、「フェイクニュース」や「ヤングケアラー」など最近注目される社会問題にも焦点を当て、持続可能な社会を目指すために求められる幅広い情報が満載だ。
本のサイズが大きく、ページ中には所狭しと文字やイラストが記されており、友達や家族と一緒に読み、さまざまな問題について話しながら読み進められる。
多様性への意識が高い海外からリリースされた本なので、普段生活しているだけでは、気付けない重要な視点を獲得できる。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください