どの家もドアに3つも鍵を掛け、庭は高い塀で囲っているけちんぼうばかりが住むトルコのある村。食べ物がどっさりあるのに、お腹をすかせた人がドアをたたいても「何にもないよ」と追い返す。
ある日、ぼろぼろの上着を着た一人の旅人がやって来た。「スープ1杯でもいいのでいただけますか?」とお願いするが、「私の分しか食べ物はないんだよ」と断られてしまう。旅人が逆に、「大きな鍋を貸してくれたら、石ころのスープを作ってあげますよ」と提案…。旅人が作る石ころのスープが、けちけち村の人々に分け合って食べることの素晴らしさを伝える。石ころのスープとは、一体どんなスープなのか。
最後には村の全員が集結。石ころのスープを一緒に食べ、歌い踊って楽しい時間を過ごす。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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