直木賞作家の森絵都による「ことば」をテーマに描いた短編小説集。表題の「あしたのことば」の他、光村図書の小学6年生の国語教科書に掲載されている「帰り道」など全8話。
小学校高学年の子供たちが「ことば」に悩み、ときに傷つき、ときに励まされる繊細な心の揺れを描く。言いたくないのに思わず口から出てしまった「ことば」や言えなかった「ことば」に後悔したり、逆に友達の何気ない一言で前を向くことができたりと、同世代の子供たちだけでなく、中高生や大人でも共感できる点が多い。
「ことば」について悩む全ての人の心にメッセージを届けてくれる、ほろ苦い経験を思い出しながら「ことば」の大切さを考え直すきっかけも与えてくれる。長田結花らの人気イラストレーターによる挿絵・装画入りである。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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