小学4年生の一真が生まれる前から家にいることらは、人間の80歳くらいに相当する16歳のおじいちゃん猫。
餌もあまり食べず、ベッドの上で丸くなることが増えた。ことらを心配したお母さんと一真が病院に連れていくと、獣医師から「腎不全ですね」と完治しない病であることを告げられる。
獣医から病の進行を遅らせるために全身麻酔を勧められるが、年齢と経済的な理由から、提案を拒否するお母さん。ことらが苦しまずに逝けるよう生活することになる。一真は治療を諦めたことに違和感を覚えながら、ことらと残された時間を生きていく。
動物病院の診察料の高さや通院の大変さ、そして生命を預かることの難しさなど、ペットを飼うことの現実を教えてくれる。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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