春から始まり夏秋冬と移り行く季節を、漫画のようなコマ割りを使いながら描く絵本。目で見るだけでなく、耳で聞く、鼻で匂うなど五感を使って季節を味わう。
著者の荒井良二さんは、絵本界のノーベル賞と言われるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人で初めて受賞するなど、国内外で活躍する絵本作家。巡り来る季節の中に感じる喜びを、荒井さんのユーモアと彩り鮮やかな絵で伝えてくれる。
気になるタイトル『はっぴーなっつ』の由来は、幸福の「ハッピー」と荒井さんが子供の頃から愛読してきたスヌーピーの漫画『ピーナッツ』を掛け合わせた造語だという。
希望に満ちた新しい季節の始まりが待ち遠しくなるとともに、幸せな気持ちになれる絵本である。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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