小学2年生のアイのママは、身長が高くて体重は100キロ近い。さらに、声が大きくどこに行くにもジャージ姿という、見た目だけでなく性格まで豪快。そんなママが大好きだけど、どこか恥ずかしさを覚えているアイは、家の中でたまたま見つけた写真に写ったきらきらでカッコイイ女性・ゴールドマリーが自分の本当のママだと思っている。
ある日の授業参観、教科書をうまく読めないアイに向かって、ママは「アイちゃーん、ファイトーッ!」と声援を送ると教室中は大笑い。この日を境にクラスメートからからかわれるようになり、なんとか見返そうとアイはママと一緒に特訓を開始する。
「ほんとのママ」というタイトルにどきっとするが、読み進めるにつれ親子の愛情を強く感じられる温かい作品だ。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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