「うれしい」「こわい」だけでなく「気が気でない」「むねをなで下ろす」という、大人でもあまり使わない感情を表現する言葉をイラストから学べる絵辞典。
「うれしい・楽しい」「すき・きらい」といった類語ごとにまとめられており、似たような感情でも、微妙に言葉が変わることに日本語の面白さを感じられる。「すさまじ」「こいし」など、昔の気持ちを表現する言葉もまとめられており、言葉の歴史についても興味を向けられそうだ。付録としてカルタも付いてくるため、目で見て、耳で聞いて、五感を活用しながらきもちのことばを吸収できる。
自分自身の感情を冷静に整理したり、相手の気持ちを理解したりなど語彙(ごい)力の高さはその人の豊かさにつながるため、年齢にかかわりなく読んでおきたい。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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