最近、「調べ学習」による課題提出が増加した。主体的にテーマを見つけて追求しなければいけないため、苦労する子供も多い。そんな悩みを漫画で分かりやすく、濃密な内容で導いてくれる指南書。
冒頭、多くの子供がつまずきやすいテーマの見つけ方を解説。「はい」「いいえ」の二択で自分自身が興味関心のある分野を探せるチャートなど多角的なアプローチからテーマ選びをサポートする。また、図書館やパソコンを使った調べ方も描かれているが、特にインタビュー方法が詳細なことには驚いた。やるべき事前準備や申し込み方、写真・録音の許可の確認など、ビジネスシーンでも必要不可欠な流れがまとめられている。
調べる力が付くだけではなく、大人の立ち振る舞いも身に付けることが期待できそうだ。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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