2度のノーベル賞受賞に輝いた偉人、マリー・キュリーの人生を描いた伝記絵本。
デミ 作光村教育図書1760円
ロシア帝国占領下のポーランドに生まれたマリーは、当時のポーランドは女性が大学に入学できなかったことから、姉と協力してパリのソルボンヌ大学に留学。生涯の伴侶であり共同研究者でもあるピエールと出会う。結婚した後は、料理、掃除などの家事から2人の子供の育児、さらに教師の仕事まで両立させながら研究を続けたマリーの姿が生き生きと描かれる。
女性が活躍する土壌がまだなかった時代に、マリーは放射線の研究で女性初のノーベル物理学賞を受賞し、その後、ラジウムとポロニウムを発見した功績からノーベル化学賞の受賞を果たした。
その濃厚な人生を鮮やかなイラストと共に味わってもらいたい。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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