新月の子どもたち

新月の子どもたち
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 小学5年生の男の子・令が、少し不気味で怖い夢の世界と現実を行き来しながら、本当に好きなこと、なりたい自分を取り戻すまでを描いた長編物語である。

 夢の舞台は、死ぬことが当たり前となっているトロイガルトという国で、夢の中の令は、レインという名の死刑囚。死ぬことを当然のように受け入れていたが、「わたしは、しなない」と主張する少女との出会いからトロイガルトから出ることを考える。

 現実の世界の令は、声変わりで声が裏返るのをからかわれるが、仲間に助けられ最後には自分の力で新しい自分の声にたどり着く。

 夢と現実が重なり合う不思議な世界に引き込まれ、子どもたちには希望があることを教えてくれる。

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