ラベンダーとソプラノ

ラベンダーとソプラノ
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 小学6年生の真子は学校の合唱クラブに所属している。5年生の時に臨んだ全日本合唱コンクールでは銀賞だった。「今年こそ、コンクールで金賞を」と日々練習に取り組んでいた。しかし、勝利へのプレッシャーや厳しい練習によって合唱クラブは崩壊寸前。

 現状に困惑している真子だったが、ボーイソプラノを持つ少年・朔と出会う。朔に商店街の合唱団に連れていかれるが、練習が緩く、合唱も別にうまくない。それでもメンバーが楽しそうに歌っている姿を見て、「なぜ歌うのか」「みんなとどうなりたいのか」と真剣に向き合うようになる。

 勝利至上主義に対する違和感を提示するだけでなく、制服のスカートや同性婚など、ジェンダーに関する話題も含まれている。幅広い価値観を身に付けることができそうだ。

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