ベランダのあの子

ベランダのあの子
【協賛企画】
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 中学受験を控える小学6年生の颯は、エリートの父親、専業主婦の母親の3人暮らし。マンションの最上階に住み、一見恵まれた生活を送っているように見える。

 実は日常的に父親から虐待を受けており、母親はそれを見て見ぬふりをするばかり。

 度々ベランダに放置されるが、ある日向かいのマンションに同じくベランダに放置される小学2年生の女の子の存在に気付く。

 友人の理と協力して女の子を救い出そうと決意する。颯は無事に女の子を、そして自分自身を救い出せるのか。

 颯は虐待の原因は自分にあると考えているなど、被虐待児の心境が詳細に描かれている。さらには、虐待に関する大人の知識不足がいかに子供を傷つけるのかを突き付ける物語となっている。

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