自身も発達障害当事者で、障害のある大学生を支援する筑波大学DACセンターで働くダックスさんから見た「発達障害について」を描いた漫画本。専門家による詳しい解説付きだ。発達障害を正しく理解するために、大人、子供問わず読んでみてもらいたい一冊である。何となく理解しているつもり、という人にもお薦めしたい。
「マンガに登場するキャラクターを自由に見たり使ったりしてもらえるように」との著者の意向から、カラーページ部分は著作権フリーの「発達障害啓発マンガ」としてウェブで公開されている。
ウェブでの公開情報やマンガに登場するキャラクターなどを使って、さまざまな形で発達障害の正しい理解や啓発につなげていくこともできる。読んだ後にも活用してもらいたい。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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