うまのこと

うまのこと
【協賛企画】
広 告

 多様性を認めようと頭で理解はできていても、さまざまな個性や価値観を認め合うという経験はまだまだ不足しているのではないだろうか。ジェンダーなどの多様性をどう受け入れ合って生きていけばよいか、子供の目線から強烈なメッセージとして伝えてくれる物語である。

 「男の子」「女の子」という枠組みに違和感があり、学校ではまるで存在を消すかのように過ごす主人公の「うま」。学校生活の中で感じる矛盾や理不尽さを静かに見つめ続けた「うま」が、ある出来事をきっかけに、もっと自由で自分らしくありたいと一歩を踏み出すまでを描く。

 物語に登場する大人の発言、様子に思わずはっとする場面も多く、「誰もが認められ、誰もが自分らしくいるためには」を深く考えさせられる。

広 告
広 告