(鉄筆)全国連合小学校長会……

(鉄筆)全国連合小学校長会……
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 全国連合小学校長会が今年で結成75周年を迎え、記念の大会が10月19・20日に東京で開催される。大会主題は「自ら未来を拓きともに生きる豊かな社会を創る日本人の育成を目指す小学校教育の推進」、副主題が「多様な人々と協働しながら新しい価値を生み出し、持続可能な社会と幸福な人生の創り手となる力を育む学校経営の推進」。

 概要が「小学校時報」2月号に掲載されている。「学校経営」「教育課程」「指導・育成」「危機管理」「教育課題」などの研究領域ごとに13の分科会およびそのキーワードを設定し、研究課題とその解決の視点を示して明らかにすべきことを求めている。

 「教育課題」では「社会形成能力:持続可能な社会を創造する力を育む教育活動の推進」「自立と共生:自立と共生の実現に向けた教育活動の推進」「社会との連携・協働:家庭や地域等との連携・協働と学校段階等間の接続・連携の推進」など先端の課題を提示している。

 全連小は戦後のわが国の小学校教育をリードしてきた最大の職能組織である。同時報には元会長の喜名朝博氏が東京大会について寄稿し「東京大会を契機に、これまでとは異なる校長の在り方の追究が始まる」と期待を寄せている。

 コロナ禍が再拡大しなければ、4年ぶりに対面で行われる。100周年に向けて日本の教育をどうリードするのか先見性のある大会になるだろう。各分科会の課題を解決する先進的な実践提案を今から準備し、校長の熱い議論で成果を出し、各地域に持ち帰って伝え広げ、教育の向上と新たな道をつくることを期待したい。

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