(鉄筆)5類移行されて2カ月超……

(鉄筆)5類移行されて2カ月超……
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 新型コロナウイルス感染症が5類に移行されて2カ月を超えた。それまでは危険度の高い2類相当として対策が取られ、社会生活・学校生活が制限されてきた。5類移行で制限は大幅に緩和され、感染対策は個人の判断に委ねられている。

 「マスク」はどうなっているか。政府は着用を推奨する場面として医療機関の受診時、医療機関や高齢者施設での勤務や訪問時、混雑したバスや電車の乗車時などを挙げている。感染した場合は「発症後10日間」の着用が勧められている。朝夕の電車やバスの中では多くの人がマスクをしている。まばらな日中は着用していない人も多い。商店街や道路では着用していない人も多くなっている。

 小学校ではどうか、いくつかの学校に聞いてみた。低学年は皆マスクをせずに元気に活動しているようだ。高学年はマスクが外せない子供が少なからずいるとのこと。入学以来ほとんどの学校生活が感染症対策の自粛生活であり、その象徴がマスクであった。顔の一部なのかもしれない。丁寧な対応や相談が必要だろう。

 現在、RSウイルス、ヘルパンギーナといった子供の風邪など新型コロナ以外の感染症が増えている。感染症対策で免疫力が低下した影響とみられている。新型コロナ感染症も9波に入っているとの声も聞く。子供たちは引き続き不安であろう。

 感染症の流行の情況、5類に関する知識、感染対策の内容、学校の取り組み、マスク着用の判断などについて正しい知識や情報を繰り返し提供し、健康で安心のある学校生活を守ってもらいたい。

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