ミーノと あしたへ むかう バス

ミーノと あしたへ むかう バス
【協賛企画】
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 リスは生まれてから7週間で、母親と別れ自分だけで生きていかなければいけない。リスのミーノにもその日がやって来た。一人、明日に向かって出発する。

 意気揚々とバスに乗り込んだミーノは、早く新しい家を探したいと落ち着かず、終点に着くまでの時間が退屈でしかたない。そんなミーノに運転手は、「つくまでのじかんをたのしむほうがだいじなんじゃないかな」と伝える。

 はじめはその意味を理解できなかったミーノだが、次々と乗って来るお客さんと話をしたり歌を歌ったりするうちに、時が過ぎるのも忘れるほど楽しい時間を過ごす。とうとうバスが終点に到着したときには…。バスの乗客たちとの出会いや触れ合いによって心豊かに成長するミーノの姿に、不思議と心温まる一冊。

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