キャラメルの木のひみつ

キャラメルの木のひみつ
【協賛企画】
広 告

 小学5年生の絵菜は、店の前に立派に生えている「キャラメルの木」が目印の、祖母のうめこさんが営んでいた雑貨店「葉風堂」がお気に入りの場所。うめこさんは3年前に他界したが、その後も絵菜の母親が切り盛りしている。

 ある日、友達の夏菜と桜介と一緒に、雑木林の中に「こうのき図書館」と書かれた看板が立つ古びた洋館を発見する絵菜。そこにいた魔女のような不思議な雰囲気をまとった中年女性ラピさんと出会う。絵菜はラピさんと定期的に交流する中、ラピさんから学生時代にお世話になったご婦人の話を聞いた絵菜は、夏菜たちとその人を探すことになる。ラピさんや夏菜の過去が明らかになり、「キャラメルの木」を中心にそれぞれの思いが交差していたことを知る。終盤には感動的な展開が待っており、読み応えがある。

広 告
広 告