主人公は小学5年生の健人。入学式の日に大きな水たまりを飛び越えようとして落っこちるという苦い経験をしてから、ジャンプしようとする瞬間に足が動かなくなってしまう。
親友の杏ちゃんは、幼稚園のときに事故に遭い膝に障害がある。それまでは明るく人気者だった杏ちゃんだが、それ以来元気がない。
2人の前に現れたのが、お父さんが黒人系アメリカ人、お母さんが日本人のハーフで、体が大きく運動神経抜群のダニエル。日本語がうまく話せず見た目も怖そうとみんなが敬遠する中、健人と杏ちゃん、ダニエルの3人が、それぞれのトラウマや障害、国籍の違いなどを認め合い、支え合って友情を深めていく。
生きづらさを感じていた3人が、前向きに生きていこうとする姿に勇気をもらえる。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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