学級担任って大変なの?(8)教材研究は欠かせない

児童生徒に「分かる」「できる」を実感させるためには、何よりまず教員自身がその授業において「何を学ばせるのか」「どのように学ばせるのか」「どこで評価するのか」をしっかりと持っておく必要がある。そのような自信のある態度で授業を行うために必要なのは、十分な教材研究である。

学級担任の業務をこなしながら、授業についても絶え間ない研さんが求められる。

10の内容を教えたいなら、100の教材研究に時間を惜しまず取り組む覚悟が大切だという。「教員は体力勝負」とよく言われるが、教員になって教材研究のために慢性的な睡眠不足になる状況を体験すると、それが本当であると実感する。

教員の多忙化が表面化して久しいが、現代の教員は本当に忙しい。しかし、それでも教材研究は授業の生命線であり、怠ることなく取り組まなくてはならないものであるのを知っていたほうがいい。児童生徒のためでもあるが、自分自身のためでもあり、教員のいわば使命、責任でもある。

教材研究の主な流れは別表の通り。

実際は、教師用指導書があれば、最低限、授業を成立させることはできる。それを踏まえた上で自身がどのように学び、どのように工夫して展開するかという点に、教員としての力量や専門性を発揮すべきところがある。

繰り返しになるが、教員は忙しい。それでも教材研究は事前に、それも前日などではなく、時間と余裕を持って取り組むべきものである。

教材研究で意識したい点は次の通り。

▽この単元で何を教えたいのか(単元指導計画の立案)
▽ヤマ場の設定(授業計画の立案)
▽長期的な到達目標と短期的な到達目標の設定
▽教材の質を吟味し、児童生徒の思考を分類する(類推的思考・演繹(えんえき)的思考・帰納的思考)

「学級担任って大変なの?」の記事をもっと読む

あなたへのお薦め

 

特集