【教員採用試験に向けて(4)】不登校 当人の事情に応じた取り組みを

神田外語大学客員教授 嶋﨑 政男
この連載の一覧
教員採用試験に向けて―問題行動をどう考え、どう答えるか

「不登校」とは
小中学生の不登校調査は、1966年度から始められ、90年度までは、「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にある(病気や経済的理由によるものを除く)」児童生徒が年間50日以上欠席した場合を計上していましたが、翌年度から「30日以上」に変更されました。
「不登校」の歴史
当初、不登校は個人の特性や親の養育態度などが主因と考えられ、治療の対象とされていましたが、昭和の終わりごろに入ると、学校の病理性を問う「学校要因論」が台頭し、学校否定の意義を強調し不登校の権利を主張する「不登校運動」が生まれ、その後両者の間で長い論争史が展開されてきました。

不登校史は、大きく4時期に区切ることができます。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。