児童虐待予防でセミナー 千葉県、ジブリ作品糸口に

児童虐待予防でセミナー 千葉県、ジブリ作品糸口に
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千葉県が主催する「DV・児童虐待予防セミナー」が3月3日、千葉市中央区の市文化センターで開かれる。著書「母と子への贈物 ジブリ宮崎駿作品にこめられた思い」(かもがわ出版刊)で知られる「ちば心理教育研究所」所長の光元和憲さんが講師を務める。県はDVを許さない社会と被害者の立場に立った支援の実現を目指した施策を進めていて、セミナーはその一環。光元さんは「母へのゆるし」をテーマにアニメ映画界の巨匠・宮崎駿監督の作品を取り上げ、臨床心理士の立場から被害対策について助言する予定。光元さんは「幼い頃に母が病に倒れ、『生まれてこなければよかった』と思った宮崎監督。けれども、その思いが素晴らしい作品を作り続ける原動力の一つではないかと思う。うらみではなく、自分を生きる監督の作品に込められたメッセージを一緒に読み解いてみませんか」と話している。セミナーは午後2時から3時半まで。参加は無料。事前の申し込みが必要で、応募多数の場合は抽選。託児・手話通訳の希望者は2月15日までに申し込む。申し込み方法は県のホームページを参照するか、電話043(223)2376の県男女共同参画課DV対策班に問い合わせを。

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