【共通テスト】国語記述式で退職教員活用 文科相が私見

採点方法などを巡り実施延期を求める声が上がっている大学入学共通テストの記述式問題について、萩生田光一文科相は11月12日の閣議後会見で、採点の質を確保する策の「私見」として、アルバイトと正規職員が2人一組で採点することや、国語で退職教員に協力を求めることなどを検討する考えを述べた。また、自己採点で実際の採点とずれが生じる懸念については、高校現場の意見を踏まえながら分かりやすい採点基準を作成すると強調した。

採点の質の確保で私見を述べる萩生田文科相

国会などで、共通テストの国語や数学の一部で出題される記述式問題について、採点者にアルバイトが含まれる可能性や、受験生の自己採点と実際の採点結果とのずれが大きいと、2次試験の出願に影響することへの懸念が指摘されている。

萩生田文科相は「採点者には結果として、さまざまな属性の方が含まれると承知しているが、多層的な組織体制と品質チェックの充実により、採点の質は確保されるものと考えている」と説明。

「私見」として、複数で行う1次採点では、アルバイトと正社員でチームを組んで相互チェックを行うようにしたり、大学入試センターの採点に関する知見や職員を活用したりすることを、国語の記述式問題では退職した教員を活用することなどを、「(採点の)質を高めていくための一つの方策として検討してみたい」と述べた。

また、自己採点では、高校生や教員の意見を聞きながら「できるだけ現場に沿った採点基準を作っていきたい」と述べるとともに、さらなる問題が生じた場合は「もう一度、試行テストを行うことも選択肢として排除していない」と話した。


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