子どもの興味開発のメソッド 探究学舎の宝槻代表が講演

子どもたちの学びへの興味をいかにして引き出すか――。超教育協会(会長・小宮山宏三菱総合研究所理事長)は7月14日、オンラインシンポジウムを開き、受験指導をしない塾として知られる「探究学舎」の宝槻泰伸代表が講演した。宝槻代表は「いかに子どもたちの探究心に火をつけるか」をテーマに、探究学舎が実践している「興味開発」のメソッドを披露した。

「興味開発」のエッセンスを話す宝槻代表(Zoomで取材)

講演で宝槻代表は、親が子どもに対して求めていることは、大別して「社会の中で自立する」「好きなことを見つける」の2点に集約できると説明。前者については大昔から普遍的に変わらない親の思いだが、後者は価値観が多様化し、正解がない現代ならではの願いであると指摘した。

そのため、これからは学力を含め、どのような技能を身に付けるかといった能力開発と並んで、子どもが好きなことややりたいことを見つけ出す「興味開発」を、大人が積極的にサポートしていく必要があると呼び掛けた。

さらに、実際に探究学舎でのプログラムやそれを通じて成長した子どもの事例などを紹介した上で、子どもの「興味開発」を促す具体的な方法についてアドバイス。

「探究学舎では『わぁ!すごい!』という言葉を子どもから引き出すことだと考えている。驚きと感動をいかに感じてもらうかだ。子どもはすでにアニメやゲームに驚きや感動を感じている。しかし、それらの多くはフィクションだ。建築や生命、テクノロジーなど、ノンフィクションのストーリーに対して、驚きと感動の種をまくことがポイントになる」と話した。

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