私は大勢の不登校の子どもたちや親御さん、それに関わる大人とコミュニケーションを取ってきて、この社会は学校依存にあると強く感じています。学校という文化は元々「寺子屋」から始まっています。寺子屋は19世紀に入ってから急増しました。何十万年という歴史において、まだたったの200年程度です。
今回は、子どもの不登校・行き渋りで悩む保護者と出会ったときに、周りの大人は何をポイントにして関わればよいのかについて述べていきたいと思います。ポイントは「否定しないこと」、「私にできることはありますか」の姿勢、「関係性の継続と広がりをつくる」の3つです。
私たちはフリースクールを運営していますが、そこでは子どもたちと関わる上で大切にしている「12ヶ条」というものがあります。その一つに「唯一のルールは、ルールをつくらないこと」があるので、今回はそれについて紹介します。
「子どもには成功体験が大切」という話をよく聞きますが、私は逆だと思っています。子どもの頃にこそ、たくさんの失敗体験が必要です。もっと正確に言うと「大人が答えを示さず、子どもが失敗を繰り返しながら、周りのサポートを受けて自分で成功にたどり着く経験」です。
「家に子どもを一人置いていくことに罪悪感があるんです」 そんな声をいただくことが度々あります。 「子どもが不安定なのに親が放っておくなんて」 そんな声がどこからともなく飛んでくるような感覚にある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
前回は、人を頼ることや休むことの大切さを子どもたちに伝えていきたいということを書きました。これは子どもだけでなく親も同じだと思います。
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