学習者が主体的に学ぶ授業の実現に向け、自己調整学習を校内研究として取り組む学校が増えてきています。校内研究がうまく進んでいくためには、先生方や児童生徒が学習を調整するということを理解し、学習や生活を調整することを意識するための「しくみ」を構築する必要があると考えます。
福井県の小浜市立小浜第二中学校では、ほぼ全ての教科の授業でレギュレイトフォームを活用しています。二中が、レギュレイトフォームを活用して授業を行うようになったのは、2023年の夏の研修の後でした。学校全体で主体的に学びを進めることができる生徒を育成するためのきっかけとして、レギュレイトフォームの導入を検討されました。
学校現場で自己調整学習を促す教材を作成し、それらを用いた授業実践が行われています。特に単元の学習計画を明確にするために児童の実態や担当する教科の特性に合わせてレギュレイトフォームを作成し、実践を積み上げられている先生・学校が数多く見られようになってきました。
学習者が主体的に学びを進めるためには、学習行動を調整するとともに、自らの動機付けをメタ認知し、調整していくことが重要です。動機付けとは、課題の解決や目標の達成に向けて行動を起こしたり、その行動を持続させたりするための要因となるものです。学習者が主体的に学ぶ上で、自らの感情をメタ認知し、動機付けを高めたり、低下しないようにしたりして調整できるようになることは重要であると考えます。
学習者が主体的に学びを進めることができるようになるためには、学習行動を調整することができるようになる必要があります。学習行動を調整するとは、課題の解決や目標の達成に向けて行動し、学習を進めていったり、実行している学習をメタ認知して軌道修正したりすることです。
学習者が学習を調整し、主体的に学びを進める上で、自らの学びをメタ認知することが大切です。メタ認知を促すために、今日の学校教育では学習の振り返りがよく行われています。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください