子供たちが主体的に活動できる授業をどのようにつくっていきますか。
いくつかの視点がありますが、特に次の点に力を入れていきます。
まず、具体物を提示し、興味関心を喚起して子供の気持ちを引き付けます。明らかにしたくなる学習課題を設定できるように工夫して教材を提示します。
次に、課題を解決する見通しが持てる発問や場面設定を練って指導案をつくります。
さらに、授業の様子を撮影して授業の振り返りをします。子供にとって切実感のある課題設定であったか、発問や場面設定が適切であったか、思考に即して展開できたか、など改善の課題に沿った分析をして改善を進めます。また、先輩に授業を見てもらい指導を受けて次に生かします。
主体的に活動できる授業改善の視点が押さえられています。教育実習の授業研究で学んだことを思い出して答えるのも一つの手段です。改善への視点を挙げて具体策を考えると答えやすくなります。
例えば、導入の仕方、学習の目当ての持たせ方、試行錯誤できる学習環境、子供の考えの深め方についてなどから選んでその具体策を述べます。
単元や題材など内容や時間のまとまりをどのように構成するか子供の活動をデザインするのです。
子供たちに確かな知識が身に付かないと学習が面白くなく主体的に活動できるようにはならないと思います。そこで、学習したことが身に付いているかを確かめながら授業を進めます。既習事項が身に付いているかの振り返りをして授業を始めます。
また、授業の終末にはその日の狙いに到達できたかを調べます。さらに、力を付けるための補充問題もプリント付して宿題にします。
教師の役割は、知識を教え込むことではなく、自ら考えて行動できるように学ぶ環境をつくりサポートすることです。主体的に活動できる授業づくりについて基本的な考えから学び直しが必要です。
その上で教科や単元を決めて、学習活動を活発にする視点と方法をどのように構成するかを考えます。