【すぐに使える―教採面接の回答例(5)】

【すぐに使える―教採面接の回答例(5)】
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内面の変容を促すのがポイント

〈質問7〉

 指導に従わない子どもにどのように対応しますか。

〈回答例〉

 まず、「子どもにひらく」ことを大事にします。従わない子にはその子なりの言い分があるはずです。

 教師も変わろうとしている真剣な姿で問題を受け止めて、ぶつかっていきます。イエスか、ノーかをはっきりさせ、逃げないで、話を聞き、できることから始めます。

 次に、「子どもをひらく」ことに力を入れます。本人や学級の子どもとの関わりや子ども同士の関わりの改善を目指します。休み時間や放課後に子どもと一緒に遊びます。子どもと触れ合い、その子のよさを褒め、広めます。一緒にできた心地よさの体験を共有することで、その子も学級も変わってくると信じています。

〈解説〉

 「担任教師が変われば子どもも変わる」という教師としての信念と力強さが伝わってきます。

 力で従わせるのではなく、内面からの変容を促すポイントを押さえています。それを、自分の言葉で表現できるようにするには、回答を練り上げる作業をすることです。

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