【〇×回答 特別編 エントリーに役立つ〇回答 】

【〇×回答 特別編 エントリーに役立つ〇回答 】
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 今夏の教採試験のエントリーが近づいてきた。そこで、エントリーに際しての自己分析、面接などに役立つ〇回答をこれまでの掲載から紹介する。

問い1

 あなたが教師に向いていると思う点はどういうところですか。

○回答

 運動が好きなことと教えることが好きなところです。

 私は、中学校、高校とバレー部に所属していました。そこで、得意な体育を授業に生かそうと考えています。また、休憩時や放課後、子供と遊びたいと思います。教室では見せない子供の姿を学級経営に生かそうと考えています。

 次に、大学時代、塾で講師をしてきました。教えることが好きです。教え込むのではなく、子供のつまずきを探して、その子に合った指導に力を入れていきたいと考えています。

[コメント]

 受験者の前向きな姿が見えます。積極性を上手にアピールしている回答です。自分の経験を教育活動にどう生かそうとしているのかがよく分かります。

 「志望動機」「特技」「教師への抱負」についての質問には、自分のいままでの経験をこれからの教師としての教育活動に、どのように生かそうとしているのかを整理しておくことがポイントです。誰でも長所はあるものです。自分で気が付いていない人は、友人に聞いてでも見つけて、教育活動に生かす意気込みを伝えられるように準備しておくことです。

問い2

 なぜ小学校の教員になりたいのですか。

○回答

 私は子供の野球チームのコーチをしており、個性豊かな子供たちと関わってきました。どの子も根底に子供らしい純粋さを秘めていることを学びました。小学生の時期に人や自然、ものと関わる豊富な経験をさせてあげることの重要さを実感しています。大人としての見方や判断の素地は、小学生時代の経験や体験が大きく影響していると考えます。この時に、子供に、豊富な体験をさせて、達成の喜びを味わわせることを一生の仕事としたいと考えたからです。

 私は、「友達と学び合う楽しさ」や「分かる楽しさ」を実感させられる学級を作りたいと考えています。

[コメント]

 この問題は小学校への動機ですが、それぞれ自分の目指す校種についての動機を文章化することが重要です。動機があいまいであったり、抽象的な言葉であったりしては説得力がありません。回答例のように、しっかりした裏付けをもって臨み、やる気をアピールできるようにします。文章を何度も推敲して、抽象的な表現を改めます。自信をもって答えられるようになります。

問い3

 あなたの能力で、教職に生かせると思うものはどのような能力ですか。

○回答

 体力と行動力があります。子供と遊んだり汗を流したりできます。子供が努力したり、つまずいたりしているときに見せる表情を観察します。その子らしい姿を捉えて学習指導や生活指導に生かして、子供を元気づけます。

 私は、週2回放課後クラブの支援活動をしています。子供たちが本当に頑張っているところは褒めてあげ、一緒に喜び合います。うまくいかず困っている姿を見たらそっと後押しをします。この方法は学級経営や授業に生かして、意欲やチャレンジする気持ちを育てることにつながると考えます。

[コメント]

 これはよく聞かれる質問です。この回答は、自分の力をよく見つめ自信をもって答えています。自己PRできる力は何か。どのように教職に生かせるのか。何度か書き直します。自分が努力してきたことやできることを、求められる教師の能力と結び付けて見直すのです。

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