【面接の○回答×回答(190)】子供たちと共にいることを

【面接の○回答×回答(190)】子供たちと共にいることを
【協賛企画】
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問い

あなたは、どのような教師像を目指し、そのためにどのような努力をしますか。

〇回答

学級担任として目指す教師像は、子供たちと共にいることを無上の喜びとする教師です。朝、出勤して、授業などを行い、そして夕刻に退勤するまで、常に子供たちといるということを何よりも誇りとしたいのです。子供たちへの愛情を強く持てるということです。朝、目覚めたときから学級の子供たちの顔を思い浮かべ、一人一人のことを親身に考え、その子なりの成長を支えていける教師になりたいと考えます。どのような行動をするのかというと、出勤後は教室に行き、掲示物などが子供たちの学習の成果、変容を示し、かつ意欲の喚起になっているかを点検します。学習机などは整理整頓されて不安定感がないかを調べます。授業が1時間終了するごとに想定していた学習活動が支障なく進められたかどうか検証し、次の授業につなげていきます。子供たちを主役とした学校生活を送らせてあげられるように努力していきます。

【コメント】

目指す教師像を的確に捉え、簡潔に分かりやすく回答しています。1日の指導の中でも何を目指し、何に留意していくかも的確に説明できています。子供たちへの愛情も感じられます。この気持ちを持って、努力を続けてください。

×回答

コロナ禍がようやく落ち着いてきました。これまで、外に出たい、友達と会いたい、学校で先生の授業を受けて、皆と一緒に勉強がしたいと思っても、かないませんでした。それがマスク着用義務からも解放され、子供たちの思いが実現できる時が来ました。いまこそ子供たちの発想、意欲を十分に生かした教育活動を支援できる教師になりたいと思います。そのため、できるだけ学習活動の制約を取り払ってあげたいと考えます。学習の始まりや終わりの枠も取って、一人一人の学習ペース、思考の流れを尊重し、子供たちの多様性を大事にする教師を目指します。

【コメント】

コロナ禍における子供たちの状況把握はしっかりできています。窮屈だった思いから解放してあげ、子供たちの発想、意欲を十分に生かした教育活動を支援する、という考えはいいでしょう。そのために制約をなくし、枠を取り払うというのは、行き過ぎの感があります。

元東京都公立学校長・宮澤義一

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