【デスク周りからの「働き方改革」(4)】介護や医療事務用文具を参考にしてみよう

【デスク周りからの「働き方改革」(4)】介護や医療事務用文具を参考にしてみよう
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 こんにちは、事務効率化コンサルタントのオダギリ展子です。今回の着眼点は、「介護や医療事務用文具を参考にしてみよう」です。

 本連載の第1回で記したように、私は「ミスを未然に防ぐことができれば(それをリカバーするための無駄な時間が発生しないので)、業務が効率的になる」という考え方をしています。そこで注目したのが、ミスが人の命にまで関わってくるや介護や医療業界ではどうなっているかです。

 本連載の基になっている『スクールステーショナリーガイドBOOK』(学事出版)では、介護や医療事務用文具を30点ほどご紹介しましたが、ここではスペースの関係で、その一部をご紹介します。

◆ 介護市場向けにつくられたプラス社の「たすけあ」ファイルシリーズから

①提供票ファイル

 毎月各事業所に届けられる「サービス提供票」をクランケの名前順に管理するための専用ファイルです。フロントポケット(※表紙に付いている、サービス提供票の一時保管用のA4サイズのポケット)に、重要書類や未処理の書類などを入れて、「忘れないようにする」「出先でもすぐ取り出せるようにする」などすれば、教育現場でも大いに役立つでしょう。

左:フロントポケットが空の状態、右:フロントポケットに書類が入っている状態(画像提供:プラス株式会社)
左:フロントポケットが空の状態、右:フロントポケットに書類が入っている状態(画像提供:プラス株式会社)

 背表紙上部にある「指かけカーブ」は、必要なときに棚などからさっと取り出せるので、なかなか取り出せないときの、あのイライラとも無縁になれます。

 また、付属の「あ~わ行」が印刷済みの樹脂製インデックスを付ければ、自分で書き込む手間もなくすぐ使え、検索性もアップします。耐久性にも優れ、マット加工で指紋や傷が目立ちにくく、お手持ちの2穴ファイルでのリユースも可能です。

◆ 医療事務用品を扱うリヒトラブ社の「LIHIT MED.」のラインナップから

①見出し紙

 医療事務に欠かせないカルテフォルダーをさらに有効に使うための見出し紙です。数字や文字などの印字がない無地タイプで、カラー分類ラベル専用の基本アイテムとなります。

②カラーかなラベル M(ロールタイプ)

 カルテ管理や薬暦管理のシステムに対応したカラー分類用ラベルです。シールの中央部には、貼りやすい「スジ押し」入りで、「単文字」「セット」の2種類があります。

③カラーナンバーラベル M(ロールタイプ)

 「カラーかなラベル M」の数字版です。活字の数字なら「1」と「7」などの区別も明確で、安心して使えます。色で見分けることも可能で、2桁用タイプもあります。

④アリバイガイド

 貸し出しカルテの所在表示やカルテの区分整理のガイド役です。貸し出し、返却の際の時短にもなります。

アリバイガイド(画像提供:株式会社LIHIT LAB.)
アリバイガイド(画像提供:株式会社LIHIT LAB.)

 これらは介護や医療事務用文具として作られたモノですが、いずれもミスを未然に防いで業務が効率化し、働き方改革を後押しする文具として大いに参考になるのではないでしょうか。

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