【デスク周りからの「働き方改革」(6)】アレンジや本来の用途以外でも便利に使える(前編)

【デスク周りからの「働き方改革」(6)】アレンジや本来の用途以外でも便利に使える(前編)
【協賛企画】
広 告

 こんにちは、事務効率化コンサルタントのオダギリ展子です。第6回の着眼点は、「アレンジや本来の用途以外でも便利に使える」で、2回連続となります。

 今回は、拙著『スクールステーショナリーガイドBOOK』(学事出版)から、市販の透明なアクリル製ポットをアレンジして使っている、「必要なときに必要なモノが探しやすく取り出しやすいペン立て」をご紹介します。アレンジと言っても、ごくごく簡単な方法ですので、皆さんもぜひ試してみてください。

 なお、これは私のミス防止策の一つでもあるのですが、基本的に私は外側からでも中身の確認が容易にできる透明グッズを好んで使っていて、ペン立てに関しては、市販の透明なアクリル製のポット(内径約7センチ)を愛用しています。

 残念ながら、長く使っているうちに「あれもこれも…」と収納するアイテムが増えてしまい、いざ必要なペンを取り出そうとするときにスムーズにいかなくなってしまうという不具合が…。

 「これは、何とかしなくては!」と解決策を考えたときに思い付いたのが、キッチン用のペーパータオルの芯をカットしたものをペン立ての中央に立てて入れて「仕切り」を作れないかということでした。実際にやってみると、「渡りに船」とばかりに、芯の外周にペンが1本入るくらいのスペースが出現したのです。

 芯の外側には「よく使うペン」、内側には「蛍光ペンのみ」、あるいは「ハサミや定規などのペン以外のモノ」など、自分の使い勝手が良いようにルール化すると、使いたいモノを探して取り出す作業がとても楽になり、時短にもつながります。

芯の内側には「蛍光ペン」のみを収納
芯の内側には「蛍光ペン」のみを収納

 一見無造作で、ゴチャゴチャとたくさん入っているように見えますが、探しやすさと取り出しやすさは格段に違います。ちなみに、芯をもっと長めにカットして、芯にクリップ式のペンを引っ掛けて収納することも可能です。

 なお、このポットは透明度が高いので、カレンダーや「ToDoメモ」、最寄り駅の時刻表などを外側から見えるようにセットしてデスク周りに置いておくとさらに重宝します。学校の先生なら、時間割表などを入れておくのもよいかもしれません。また、アクリルポットの代わりに「綿棒の空容器」を使うこともできます。

 さらなる方法として、カットしたキッチン用ペーパータオルの芯を3本入れて「変形可能な仕切り」とし、作業期限日を記載した付箋を内側に貼って期限管理の機能をプラスすることもできます。このとき、芯と芯の間にできる幾つかの小さな隙間にはよく使うペンを1本入れて固定席にしておけば、探して取り出す作業がますます楽になります。

広 告
広 告