アフリカ系アメリカ人の有名な作者が書き、アメリカで大きな話題になった1冊。両親の離婚と人種差別という2つのテーマを深く考えさせられる。主人公は黒人の父と白人の母をもつ11歳の少女、イザベラ。ピアノの才能があり、学校には何でも話せる親友もいる。ところが、両親の離婚を機に1週間ごとに父親と母親の家を行き来する生活が始まる。適応しようと努力するも、まるで自分が半分に切られているように感じ苦しい毎日を過ごす。肌の色から黒人としての誇りを持ちながらも、自分が黒人なのか白人なのか、アイデンティティーの問題にも悩み始める。大事なピアノの演奏会の日に、誤って警官に拘束されイザベラに銃を向けられるという悲劇が起こる。ところが悲劇の先には、イザベラが願っていた家族の「調和」が待っていた…。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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