ヤマ場をおさえる学習評価 小学校 深い学びを促す指導と評価の一体化入門

ヤマ場をおさえる学習評価 小学校 深い学びを促す指導と評価の一体化入門
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 「指導と評価の一体化」が叫ばれ、深い学びを促す授業、そのための評価の重要性が指摘されている。一方で、やればやるほど疲弊する評価となり、授業や学びの充実から逆に遠ざかってしまうケースも少なくない。本書は、日本の授業づくりでよく用いられる「ヤマ場」という言葉を軸に、目指すべき評価の在り方を提起した。

 第1部では、ヤマ場を押さえる学習評価の基本的な考え方を解説。「学習評価は何のために」「ヤマ場って何だろう」「重点化と学びの舞台」「指導に生かす評価(形成的評価)」「総括に用いる評価(評定)」「主体的に学習に取り組む態度の評価」の6つを解説する。

 第2部では、ヤマ場を押さえた指導と評価の一体化の実践例を教科ごとに紹介。「指導と評価の計画の作成」「つまずきと支援(指導に生かす評価)」「総括に用いる評価(記録に残す評価)」の3つの視点で整理されている。

 第3部は、学習評価の理論的背景や現行制度の課題について基本となるポイントをまとめている。

 巻末に付録として「観点別学習状況の評価におけるA基準のキーワード」と「国立教育政策研究所 内容のまとまりごとの評価規準(例)」を収載。観点の解釈が難しい「主体的に学習に取り組む態度」の評価例を探るのに役立つ。

 評価の専門書にまで手が伸びない教師に、指導と評価の一体化のための入門書としてお薦めしたい。中学校版もある。

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