えほん遠野物語 しびと

えほん遠野物語 しびと
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 『遠野物語』は、岩手県遠野市の人、佐々木喜善が故郷で見聞きした怪異の物語を柳田國男が書き残した説話集である。1910年の発表以来100年の時を超えて、新たに絵本シリーズとしてよみがえらせたのがこの『京極夏彦のえほん遠野物語』シリーズだ。

 第一期として『やまびと』『まよいが』『かっぱ』『ざしきわらし』の4冊が、第二期として『おいぬさま』『おしらさま』『ごんげさま』『でんでらの』の4冊が刊行。本書は最終第三期の『おまく』『きつね』に次ぐ3巻目だ。

 お話は、「遠野では死人が帰ってくることがある」の一文で始まる。遠野では今もなお、謎めいた昔話や伝説が語り伝えられている。怪しくも恐ろしい世界は、私たちの心を驚かせ震わせながらも引き付ける不思議な力がある。

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