戦争が町にやってくる

戦争が町にやってくる
【協賛企画】
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 ウクライナで生まれ育った作者が、平和とは、戦争とは何かを伝える絵本である。

 作者は、2014年に勃発したロシアのクリミア進行とウクライナ東部の戦争を体験。戦争について親子で語り合うきっかけとなる本を作ろうと15年に本書を刊行した。世界14言語に翻訳され、日本語版は15言語目となる。

 物語の舞台は、3人の主人公が暮らすロンドという美しい町。平和なロンドにある日突然戦争がやってきて、次々と町を壊し町中が闇に包まれる。戦争を追い出そうと3人は知恵を絞り、戦争が唯一おびえるものを見つけ出す。町の人と協力して懸命に戦争に立ち向かっていく。独立後何度も戦争の痛手を受け、今この瞬間も続くウクライナの戦況を案じながら、親子で何度も読み返してほしい本である。

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