給食がどのように作られ教室に運ばれているのかを生き生きと描いた絵本。栄養士の山川さんの視点で物語が進行、給食が出来上がる過程を解説しながら、本日の献立であるカレーが作られていく。
給食が終わった後の流れも載っているほか、クラスの出席状況によって作る量を調整したり、食中毒が起きた時の調査用として50グラムずつ料理を冷凍保存したりするなど、給食の裏側が分かる。
山川さんと一緒に給食室で働くメンバーは個性的な人ばかり。
新人の田中さんや難聴の矢野さん、和食の研究をしているアニカさんなど、同じ大人でも多様な人に支えられて学校生活を送れていることを学べる。
子供はいつもよりも給食が待ち遠しくなり、大人は給食を懐かしめる一冊だ。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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