里親のミセス・Kの家には、自分をスパイだと思い込んでいるADHDのヴィグ、英語が上手に話せないマーラ、医者になるという夢を持つお姉さん役のナヴェイアという3人の里子が暮らす。
ある日、アスペルガー症候群のクエンティンが加わる。
母親が重い病気にかかったことをきっかけに里子になり、母親に会いたい気持ちを抱くクエンティン。その願いをかなえるため、4人は母親が入院している病院を目指す。最初は険悪な雰囲気が流れるが、次第にお互いの気持ちを理解するようになり、家族という意識が芽生え出す。
里親制度の実情からヤングケアラー、発達障害など、子供に関する問題にも切り込んだ挑戦的な小説。今子供に何が足りていないのか、何が必要なのかを考える機会を与えてくれる。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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