給食をテーマに中学生が悩み、戸惑う心の揺れ動きを描いた短編集で、シリーズ1作目『給食アンサンブル』に続く2作目となる。
中学2年生6人が、それぞれに悩みながらも、給食の時間を通して少しずつ成長していく様子を細やかに温かく描く。バスケ部をやめたことを引きずる慎吾、押しの強い友達に心乱れる朋華、何事にも熱くなれない楓乃、吹奏楽部の改革に孤軍奮闘する高城、いい人だけが取りえの三熊、片思いを続ける千秋。
自分の胸の奥の本当の気持ちに気付き、ゆっくりと前を向いて進んでいく様子に、子供はもちろん大人もパワーをもらえる。
この先もずっと給食が子供たちの成長につながる場であってほしい。各短編を通じて、多くの子供に響くメッセージが詰まっている。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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