ふじもとみさと 作黒須高嶺 絵1650円
iPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授の生き方や考え方を小学生に伝えるために企画された絵本。
重い病気にかかり、長期間の入院生活を送っているミシェルの夢の中に山中教授が現れ、医者を志した理由、iPS細胞の研究での挫折など話す。山中教授の半生を聞く中で、「これで治らない病気が治るようになるのね」とiPS細胞の可能性を感じるミシェル。それから、同じ病院に入院している親友アランを励まし、希望を与える――。
山中教授が経験した成功や失敗がしっかり描かれており、「失敗が人を成長させる」ということが学べ、さらには「何のために仕事をするのか」ということを考える機会にもなるだろう。
世界中の人にも読んでもらうために、英訳された文章も同じページに載っている。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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